2ちゃんねるで学ぶ投資・為替
ソロスは39歳の時(1969年)相棒のジム・ロジャーズと後に世界 的に有名になる「カンタム・ファンド」を設立。


当初400万ドルだった同ファンドは80年には3億ドルとなり、さらに現在までの年平均運用利回りは35% と驚異的数字を記録、設立当初に1000万円預けたとしたら、97年には2500倍の250億円になっているというすさまじさだ。こうして彼は世界的投機 家として“天才”の名をほしいままにしてきました。

彼の名を日本人の間で有名にしたのが、1992年秋のヨーロッパ通貨危機です。この時彼は英国の中央銀行であるイングランド銀行を向こうに回してポンドの売 り浴びせを行い、必死の防戦に回った同銀行の防衛ラインをも打ち破り、ついに英国をERM(欧州通貨相場メカニズム)から離脱させ、以降「イングランド銀 行を叩き潰した男」との異名をとりました。この時の攻防だけで、彼は210億ドルもの利益をあげたといわれています。



 さらに驚くべき事実が最近わかってきました。日本のバブル崩壊の直接の原因となった90年の株大暴落。米国の証券会社ソロモン・ブラザーズが裁定取引という 現物と先物のサヤをコンピュータを使って瞬時にとる方法で、89年秋には意図的にバブルの風船をパンパンに膨らませ、やがて90年に入ると一気に針でつつ いて爆発させ、日本市場で数兆円も荒稼ぎしたという有名な話だ が、なんとその当時のソロモン・ブラザーズの売り玉のかなりの部分にソロスがからんでいたというです。


ソロスについて詳しい事は本を読まれることをオススメします。彼にはすごいドラマがあります。


話を本題に戻すと、彼の投資哲学は


ジョージ・ソロスの唱える相場哲学で非常に興味深いのは、「市場は常に間違っている」という立場に立つという点です。これは日本の伝説の相場師である本間宗 久の残した「相場は相場に聞け」という格言とは対極に位置する考え方で、いまある相場というのは、なんらかの欠陥を抱えたまま動いている。ソロスはその欠陥を探すというやり方です。



 現代の経済学説では「市場は間違えていない。市場というのは完全競争的である」ということになっています。完全競争の下では、情報も常に均一に広く行き 渡っており、インサイダー情報で儲けることはできないという効率的市場仮説が常識です。それを否定する「再帰性理論(リフレクシビティ)」。これが ジョージ・ソロスを理解するもう1つのキーワードです。


バフェットとソロスは投資家の間では知らない人はいないぐらいの有名な人なんで一度勉強されてみてはいかがですか。

■ジョージ・ソロス

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